冬虫夏草とは?
冬虫夏草(とうちゅうかそう、ふゆむしなつくさ)は、蛾(ガ)の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種。中医学・漢方の生薬や、薬膳料理・中華料理などの素材として用いられる、いわゆる「天然物」の冬虫夏草は、チベット等に生息するオオコウモリガの幼虫に寄生して発生するオフィオコルディセプス・シネンシスを指します。
別名を「中華虫草」ともいいます。「冬虫夏草」の名称は、チベットで古くに、この菌が冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になると考えたことから名付けられました。チベット文字での呼称「དབྱར་རྩྭ་དགུན་འབུ」を漢語に直訳したものが「冬虫夏草」です。
別名を「中華虫草」ともいいます。「冬虫夏草」の名称は、チベットで古くに、この菌が冬は虫の姿で過ごし、夏になると草になると考えたことから名付けられました。チベット文字での呼称「དབྱར་རྩྭ་དགུན་འབུ」を漢語に直訳したものが「冬虫夏草」です。
冬虫夏草の成分
コルジセピン(cordycepin)
コルジセピンはDNA、RNAの合成を阻害することで、悪性腫瘍の分裂を阻害して積極的細胞死を誘発させる効果があると考えられています。コルジセピンを急性白血病とHIVの新薬として利用するための臨床実験は、最終段階の医薬品認定ステージまで上がり今なお実験が継続されています。
コルジセピンはサナギタケ冬虫夏草だけに含まれる代謝産物です。また同じサナギタケ虫草菌でもタンク培養した菌糸体からはコルジセピンが見付からず、昆虫生体培養のみでコルジセピンが生成されることも解りました。
コルジセピンはサナギタケ冬虫夏草だけに含まれる代謝産物です。また同じサナギタケ虫草菌でもタンク培養した菌糸体からはコルジセピンが見付からず、昆虫生体培養のみでコルジセピンが生成されることも解りました。
SOD(活性酸素除去酵素)
SODは、DNAを損傷して脳卒中や心筋梗塞、ガン、白血病、糖尿病、動脈硬化などさまざまな疾病リスクを高める活性酸素を瞬時に還元する酵素です。体内で合成されるSODは加齢とともに減少していきますが、SODの補給は、アンチエイジングの効果も期待されています。
βグルカン(ベータグルカン)
ベータグルカンはマクロファージやNK細胞(ナチュラルキラー細胞:リンパ球の一種)などの免疫細胞を活性化して、その働きを高めます。多くのキノコ類に含まれている成分ですが、サナギタケ冬虫夏草(コルジセプス・ミリタリス)はキノコ類の中でも上位のβグルカン含有量が確認されています。
エルゴステロール(ergosterol)
細胞の代謝を阻害してレモンの10倍の抗酸化作用を発揮します。動脈硬化や老化を防ぐ働きがあり、カルシウムの吸収を補助するため、血液の凝固や体液のバランスを保つことにも有効に作用します。
マンニトール
マンニトールは、冠動脈を拡張させて血流を改善したり血圧を下げる働きがあります。血糖値を上げずに腸内細菌の状態を良化して、便秘など腸内に起因する不調を改善したり、天然の利尿剤として余分な尿酸を体外に排出する働きもあります。狭心症や心筋梗塞の予防などの働きがあることが知られています。